あんしんライフよこすか

アルツハイマー病による軽度認知障害(MCI)って何?予兆は?

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最近、お手伝いをさせていただきているとMCIの話をよく聞きます。
MCI?

という事で、今回はMCI(軽度認知障害)の話です。

MCI(軽度認知障害)とは、認知機能の一部に障害が見られるものの日常生活には支障が出ていない状態を言います。
簡単に言えば、認知症の一歩手前・・・という事です。

以前にも書きましたが、認知症では、最近経験した出来事自体を忘れてしまうため人とのやりとりでトラブルが起きたり、買い物などで金銭のやりとりがうまくできなくなったりして、日常生活に支障をきたします。
つまり日常生活に支障が出てくると”認知症”と言われます。

これに対してMCI(軽度認知障害)では、日常生活に支障が出ていないので見落とされがちです。

しかし!!

アルツハイマー病によるMCIを放置すると、個人差はあるにせよいずれはアルツハイマー型認知症を発症すると考えられています。
できるだけ早く異変に気づくためにも、アルツハイマー病によるMCIのサインを知っておくことが大切です。

それでは、MCIのサインってどんなの?を簡単にご紹介しますね。

まずは、専門家的にアルツハイマー病によるMCIの臨床的定義から・・・
1,記憶障害の訴えが本人または家族から認められている
2,客観的に1つ以上の認知機能(記憶や見当識など)の障害が認められる
3,日常生活動作は正常
4,認知症ではない
という事になっています。

つまり・・・
全然分かりませんね。
何だか高齢による認知機能の衰えと見分けがつかない。

もうちょっと、具体的に行きましょう。
①外出時でのサイン
MCIや認知症では、脳の機能が衰えることにより、周りの物事への興味や意欲が低下します。
その結果、外出時でも服装に気を遣わなくなったり、外出そのものに消極的になったりといった変化が見られます。

②会話でのサイン
アルツハイマー病によるMCIでは時間経過に伴う記憶の低下が認められます。
例えば、最近起こったニュースの内容や、数週間前に行った旅行での出来事など、その物事自体は憶えているが、「どこ」や「いつ」など、
一歩踏み込んだ内容について思い出すことができなくなります。

③炊事でのサイン
認知機能のひとつに遂行力があります。
この機能が衰えると、物事を順序立てて行うことが難しくなり、同時にふたつの動作ができなくなったり自発的に動けなくなったりします。
例えば、炊事ひとつにおいても”鍋を焦がす”ことが多くなる、”水道の水を出しっぱなし”にしてしまう、”凝った料理が作れなくなる”などのサインが現れます。

④仕事でのサイン
記憶力や遂行力が低下することで、仕事でのミスも多くなります。
何度も同じことを質問し、周囲を苛立たせてしまうこともあるでしょう。
また、意欲低下により新しい機械や仕事を覚えようとしない傾向もあります。

このようなことが多く認められるとMCIのサインと考えるとよいでしょう。
こう見てみると、何となく高齢による認知機能の衰えとは違う感じですよね。

当然ですが、このMCIは高齢者だけに見れる現象ではないので、若ければ若いほど『ん?』といった違和感は感じるかもしれませんね。

アルツハイマー病によるMCIは放置するとアルツハイマー型認知症に進行すると考えられていますが、早期に発見し対策を行うことで発症を遅らせることができれば良いですよね。
(もちろん発症を遅らせることができるという事ではありません)
病気はなんでもそうですが、早期発見早期治療が一番です。

治るかどうかは別としても、長期間放置しないためにも、MCIの疑いがあればまず専門家や医療機関に相談してみてはいかがでしょうか?

我々は様々なご相談をお受けいたします。
まずはご相談くださいね。

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