あんしんライフよこすか

終活支援(備忘録) Vol.4 老人ホーム選びのイロハ「キーパーソンは誰ですか?」

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あんしんライフよこすかでは、老人ホームの紹介業務を行っていると
前回お伝えしました。

実は、前回の「悩んで悩んで施設介護に決めたのに・・・」
を見て、以前お手伝いしたお客様から
もっと色々悩んでる人がいるから、ケーズ別に色々情報を提供しなさい。
とありがたい助言をいただきました。

そこで今回ですが・・・
「本当のキーパーソンは誰ですか?」
です。

なんのこっちゃ?

と思うかも知れませんが、
実は、このキーパーソン(最終意思決定者)が
色々とゴチャゴチャにしてしまう事があります。

これは実際にあった私のお客様の話です。

老々介護になっていたAさんご夫婦。

数年前から奥様が認知症になってしまい、
頑張って介護していたのですが、
徘徊が始まり、ついにご主人からSOSが入りました。

前回も書きましたが、Aさんも頑張って頑張って・・・でも頑張り切れなくてのSOSです。
既に緊急事態といえる状態ですね。

実はご夫婦にはお子様はいなかったのですが、
小さいころから可愛がっていた姪っ子さんがいます。

余談ですが、ご主人は地元で工場を営んでおり、
そこそこのご資産があります。
お子様がいないので、遺産はすべて姪っ子さんに・・という事で
遺言書もあんしんライフよこすかでお手伝いしました。

そのくらい信頼しているので、ご主人からも
「お話は全て姪っ子さんを通すように」というご指示もありました。

さらにご主人から、姪っ子さんになるべく遺産を残したいので
あまり高い施設は選ばないでほしいとも言われていました。

話を戻しますが、当然今回のキーパーソンは姪っ子さんです。
早急に姪っ子さんと連絡を取り、奥様の状況、ご主人のご意向等の事情を説明したところ、
「とんでもない!!2人で商売して頑張ってきたんだから、お金に関係なく良い施設を選んであげてください」
との事。
泣きそうなくらい良い話ですね。

実は認知症で徘徊が出てしまうと、
施設側は”重篤”と判断します。
(言い方は悪いですが、手えがかかる状態になります)

つまり、あまり施設を選べない状態になっていましたので、
この姪っ子さんのお話は大変助かりました。

ご希望と状況、立地場所や金額等色々と精査し、ご主人・ご本人・姪っ子さん
で施設を見学し、ここなら良い!!という施設に仮申し込みをしました。
「あ~良かった!!」
と、なりました。

いや、なるはずでした。

実は、ここまでの話が本題ではないんです。
問題はここから先です。

この後、ご主人のご兄弟に姪っ子さんから説明したところ、状況は一変!!!
ご主人の弟さんが、
「義姉さんは、まだ大丈夫!!兄貴面倒見れるだろ!!」
と施設入所に大反対したのです。

このままだと話が振り出しに!?

最終的には、ご主人と姪っ子さんがここまでの介護の状況を説明し、実際に今の奥様の状況を見てもらい最終的には無事、ご入所出来ました。


もちろん、弟さんとしては奥様の為に本気で考えての反対だったと思いますが、
こういった事が原因で決まっていた施設をキャンセルしたという話は、珍しい事ではありません。

施設探しは本当に色々ありますが、、
要するに「本当のキーパーソンは誰ですか?」という事です。

大切なご家族の事ですから、秘めた想いがあったりします。
そういったものを気に留めずに進めてしまうと不満・わだかまり・誤解などが蓄積してしまい大爆発!!
今までの苦労が水の泡・・・
なんて事になります。

何より、すでにご本人や家族は緊急事態になっているに
また1から探さなければならないのは本当につらいですよね。

必ず「本当のキーパーソンは誰ですか?」を考え、
お話を進めという事は大切なことだと、勉強になる事例でした。

長くやっていると、本当に色々な事が起こります。

あんしんライフよこすかでは、
色々なご相談をお受けしています。

少しでも気になることがあったら、お気軽にご連絡くださいね。


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