あんしんライフよこすか

高齢者・要介護者の防災対策について

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先日も東北で大きな地震がありましたね。
横須賀でもかなり揺れました。
東日本大震災の余震との事ですが、「あれで余震?」と思ってしまうほどです。
まだまだ油断はできませんね。

以前行ったNHKの調査によると、東日本大震災で亡くなった人の6割を超える人が60歳以上の高齢者と言われています。
高齢者の比率が高い横須賀市も他人事ではないです!!

高齢者生活支援事業を行っているあんしんライフよこすかのお客様は基本的には高齢者の方です。
さらに、認知症の方やそのご家族の方も少なくありません。

認知症の方は環境の変化やストレスに敏感なため、自宅以外では落ち着かない状態が続いたり、症状が悪化してしまったりする事も考えられます。
つまり、認知症の方の避難は、介護する家族にとっても大きな負担となります。

そこで今回は、特に高齢者や要介護者に必要な防災対策の一部をご紹介してみます。

特に高齢者のみの家庭や在宅介護の家庭では次のような物を防災グッズを用意しておきましょう。

・非常用介護食
非常用介護食として高齢者でも食べられる缶詰やレトルト食品が各メーカーから販売されています。

また、避難所に避難した場合はパンやおにぎりが支給されますが、嚥下機能が衰えている高齢者は誤嚥の危険性があるので、
とろみ剤を準備しておくと、喉に流れ込むスピードが緩やかになり誤嚥を予防する事ができます。

・常備薬やおむつ
服薬しないと日常生活に支障をきたしたり、調子が悪くなる可能性がある人は予備の薬を用意しておきましょう。
ちなみに、お薬手帳は必須です。
避難先の近くの薬局でも利用できるので避難する場合は服薬している薬と一緒に持って行きましょう。

また、高齢者用のおむつは吸水性が高いので、汚れている所を拭いたり、ビニール袋と合わせて簡易トイレとしても使えます。
特に避難所のトイレは使いにくい事が多いので、普段はあまりおむつを使用しない方でも準備しておくと役に立ちます。

・福祉用具
最近では高齢者でも利用しやすいキャリー式の防災リュックが販売されています。
重い荷物を背負えない人はキャリー式の防災リュックに必要な福祉用具を入れておきましょう。
特に老眼鏡や入れ歯、補聴器などは破損する可能性もあるので予備も用意しておくと安心ですよ。

また要介護者がいる場合は、災害によって路面状況が悪化し普通の車いすや杖が使えない可能性があります。
おんぶ紐やけん引式車椅子補助装置なども用意しておきましょう。

これ以外にも、一般的な防災グッズの用意や避難場所の確認は必須です。
最近ではローリングストックという方法もあります。
色々勉強してみましょう

前半でも書きましたが、災害の死亡者の6割は60歳以上の高齢者です。
また、災害が起きた後の避難生活で体調を崩して亡くなってしまう「災害関連死」と認定された人の約9割も高齢者とされています。

だからこそ常日頃から災害に関する情報を収集し、もしもの場合に備えて準備をしておく必要があります。
行政や周囲の人たちからの支援に依存するのではなく、自分でできる事はしっかりと自分で準備することが非常に大事になります。



あんしんライフよこすかでは、
色々なご相談をお受けしています。

少しでも気になることがあったら、お気軽にご連絡くださいね。


一般社団法人あんしんライフよこすか

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